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テレビ越しの東京史 戦後首都の遠視法

出版社名 青土社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-7917-7232-2
4-7917-7232-6
税込価格 2,860円
頁数・縦 333,29P 19cm

商品内容

要旨

東京に行けばなんでもある。仕事も、モノも、夢も―。なぜ東京だけが特別なのか。戦後日本を生きる人びとが記憶する首都イメージは、いつどのように形成されたのか。放送局や電波塔の立地、五輪中継の舞台裏、「編成」の概念や「月9」の誕生、お台場の歴史に至るまで。膨大なアーカイブから戦後テレビ史を丹念に掘り起こし、そこに見いだされ、演出され、記憶された“東京”なるもののかたちをたどる。

目次

序論 東京の語りにくさ
第1章 東京にはすべてがある―“東京”措定の時代 一九五〇年代〜六〇年代
第2章 遠くへ行きたい―“東京”喪失の時代 一九七〇年代〜八〇年代前半
第3章 「お台場」の誕生―“東京”自作自演の時代 一九八〇年代後半〜九〇年代
第4章 スカイツリーのふもとで―“東京”残映の時代 二〇〇〇年代〜一〇年代
結語 東京がテレビを求めた戦後

著者紹介

松山 秀明 (マツヤマ ヒデアキ)  
1986年生まれ。東北大学工学部建築・社会環境工学科卒業。東京大学大学院情報学環・学際情報学府博士課程単位取得退学。博士(学際情報学)。現在、関西大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)