遠の眠りの
| 出版社名 | 集英社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2019年12月 |
| ISBNコード |
978-4-08-771687-0
(4-08-771687-2) |
| 税込価格 | 1,980円 |
| 頁数・縦 | 274P 20cm |
商品内容
| 要旨 |
生き延びましょう。私たちらしく生きられる世が訪れるまで。昭和初期、女工の絵子は、福井に開業した百貨店の「少女歌劇団」の脚本係をすることに。出会ったのは“看板女優”の“少年”だった―。一途な少女の淡い恋と、自我の目覚めを描く長編小説。 |
|---|



おすすめコメント
大正末期、貧しい農家に生まれた少女・絵子は、農作業の合間に本を読むのが生きがいだったが、女学校に進むことは到底叶わず、家を追い出されて女工として働いていた。ある日、市内に初めて開業した百貨店「えびす屋」に足を踏み入れ、ひょんなことから支配人と出会う。えびす屋では付属の劇場のため「少女歌劇団」の団員を募集していて、絵子は「お話係」として雇ってもらうことになった。ひときわ輝くキヨという娘役と仲良くなるが、実は、彼女は男の子であることを隠していて――。福井市にかつて実在した百貨店の「少女歌劇部」に着想を得て、一途に生きる少女の成長と、戦争に傾く時代を描く長編小説。