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文豪のきもの

河出文庫 こ12−3

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-309-41724-0
4-309-41724-8
税込価格 858円
頁数・縦 196P 15cm

商品内容

要旨

文豪たちのきもの愛があふれだす!樋口一葉、永井荷風、谷崎潤一郎、夏目漱石、川端康成、尾崎紅葉、宇野千代、久保田万太郎…明治・大正・昭和の文学史に名を残す作家たちは、作品のなかでどのようにきものを描き、また自身は何を着ていたのか。生涯、きもの美を追究し、二〇一六年に逝去した著者による、唯一無二のエッセイ。

目次

樋口一葉―一節流れるきものへの執着
田村俊子―妖しさと華麗さと
永井荷風―“時世粧”の女たち
谷崎潤一郎―王朝のみやびを求めて
舟橋聖一―唯美と官能
立原正秋―紬の強さ、愛の強さ
川端康成―「あはれな日本の美しさ」
久保田万太郎―下町の前掛党
宇野千代―男も大切、きものも大切
宇野浩二・近松秋江―作家とモデル
長谷川時雨―きものに託した女の運命
岡本かの子―きものは人を表す
夏目漱石―文豪の意外な姿
幸田文―血縁のなせる業
尾崎紅葉―装い変われば女も変わる
円地文子―さりげなく、やさしく
吉屋信子―すがすがしき少女
中里恒子―誰に見せる為でもなく

おすすめコメント

文豪たちは、作品のなかでどのようにきものを描き、また自身は何を着ていたのか。樋口一葉、永井荷風、谷崎潤一郎、夏目漱石などのきもの愛を、当時の服飾文化や時代背景をもとに探る。

著者紹介

近藤 富枝 (コンドウ トミエ)  
1922年、東京生まれ。作家。東京女子大学卒業。旧文部省、NHK、武蔵野女子大学などに勤務。2016年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)