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十二月の十日

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-309-20786-5
4-309-20786-3
税込価格 2,640円
頁数・縦 292P 20cm

商品内容

要旨

愛する長女のために素敵な誕生パーティを開こうと格闘する父親(「センプリカ・ガール日記」)、人間モルモットとして感覚を増幅する薬を投与される若者たち(「スパイダーヘッドからの脱出」)、中世テーマパークで働き、薬の力で思考も語彙も騎士となる男(「わが騎士道、轟沈せり」)、戦地から帰還して暗い暴力の衝動を膨れ上がらせる若き元軍人(「ホーム」)…ダメ人間たちが下降のはてに意外な気高さに輝く、現代アメリカ最重要作家の傑作短篇集。

おすすめコメント

中世テーマパークで働く若者、賞金で奇妙な庭の装飾を買う父親、薬物実験のモルモット……ダメ人間たちの何気ない日常を笑いとSF的想像力で描く最重要アメリカ作家のベストセラー短篇集。

著者紹介

ソーンダーズ,ジョージ (ソーンダーズ,ジョージ)   Saunders,George
1958年アメリカ・テキサス州生まれ。奇妙な想像力を駆使して現代に生きる人々のリアルな感覚を描く、現代アメリカを代表する作家の一人。さまざまな職を経験したのち、大学で創作を学ぶ。1996年に初の作品集を発表。17年、初の長篇となる『リンカーンとさまよえる霊魂たち』でブッカー賞受賞
岸本 佐知子 (キシモト サチコ)  
翻訳家。2007年『ねにもつタイプ』で講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)