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最期の言葉の村へ 消滅危機言語タヤップを話す人々との30年

出版社名 原書房
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-562-05720-7
4-562-05720-3
税込価格 2,970円
頁数・縦 329P 20cm

商品内容

要旨

グローバリズムに呑み込まれゆくパプアニューギニアの先住民族の村で、調査を続けた人類学者が30年にわたって見つめた、ある「終わり」のルポルタージュ。

目次

我々が吸う空気
湿地の村
まずは教師をつかまえる
モーゼスの計画
贈与の義務
ガプンでの食事
「ここから出ていく」
虹の彼方に
詩的な悪態
肝臓の問題
若者のタヤップ語
危険な生活
誰がモネイを殺したか?
ルーク、手紙を書く
地獄への旅
言語が消滅するとき、実際には何が消えるのか?
終わりについて

おすすめコメント

いかにして古代からの言葉が消えていくのか。パプアニューギニアの村ガプンの人々と寝食を共にし、ネイティブ原語を30年間にわたって調査してきた言語人類学者によるルポルタージュ。西欧文明が村から奪っていったものは。

著者紹介

クリック,ドン (クリック,ドン)   Kulik,Don
1960年生まれ。スウェーデンのルンド大学で言語学と人類学を修め、ストックホルム大学で人類学の博士号を取得した。パプアニューギニア、ブラジル、スカンジナビアでフィールドワークをおこない、現在はウプサラ大学で人類学の教授を務めている
上京 恵 (カミギョウ メグミ)  
英米文学翻訳家。2004年より書籍翻訳に携わり、小説、ノンフィクションなど訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)