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『女工哀史』を再考する 失われた女性の声を求めて

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-8140-0231-3
4-8140-0231-9
税込価格 6,820円
頁数・縦 495P 22cm

商品内容

文学賞情報

2020年 第33回 和辻哲郎文化賞・一般部門受賞

要旨

「女工哀史」とは何であったのか。実際の製糸女工たちの「生きた声」に基づいて、苛酷な労働条件下に置かれた女工という従来の歴史観の是非を問う。

目次

第1部 日本の製糸業(戦前までの日本の製糸業の発展)
第2部 “糸ひき歌”の分析―製糸女工の失われた歌声を求めて(“糸ひき歌”とは何か
糸ひき歌と製糸工場へ働きに行くこと
糸ひき歌と製糸工場における労働の世界
糸ひき歌と製糸工場における生活世界
糸ひき歌と製糸女工の自己表象)
第3部 製糸女工の聞き取り調査の分析(ライフ・ヒストリーに即した製糸女工の“声”の分析
製糸工場に出るということ
製糸女工と工場労働の世界
工場生活(寄宿生活)の記憶
製糸女工と労働争議という抵抗形態
製糸女工の経験についての表象)

著者紹介

シャール,サンドラ (シャール,サンドラ)   Schaal,Sandra
ストラスブール大学(フランス)言語学部准教授(博士後期課程の研究指導資格取得)、京都大学大学院文学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)