• 本

香港はなぜ戦っているのか

出版社名 草思社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-7942-2445-3
4-7942-2445-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 260P 20cm

商品内容

要旨

香港でなぜあれほどの騒乱が起こっているのか。そして、それは解決可能なのか。香港在住70年のベテランジャーナリストが暴く「一国二制度」の欺瞞に満ちた実態。中国の圧迫が生んだ「香港人意識(本土意識)」の高揚に光を当てる憂憤の書。

目次

1 香港の「本土意識」とは何か
2 香港の「本土意識」はいつ生まれたか
3 なぜ「香港を守る」という意識が拡大したのか
4 香港人と新香港人
5 危機に直面する「法治」
6 「愛港」精神と脱中国化
7 無視されつづける市民感情
8 台湾と香港、新たなアイデンティティの誕生
9 「一国」の圧迫が生んだ「二制度」の自主意識
10 いかにして混迷から抜け出すか

おすすめコメント

6月の逃亡犯条例への反対運動に端を発し、現在までも続く香港の大規模抗議活動。 日本でも毎日のように報道されている香港のデモは、なぜこれだけの規模に広がりを見せているのか。 香港在住70年のジャーナリストが、97年の香港返還以来、折に触れて雑誌などで発表してきた論考をまとめ、日本人には理解しにくい「香港人意識」「本土化」について解説。現在香港で起きていることを理解するための最適の一冊!

著者紹介

李 怡 (リー イー)  
1936年中国広州市生まれ。本名・李秉堯、ペンネームは舒樺、齊辛など。香港の時事評論家、コラムニスト。1956年から文筆・編集活動に入る。1970年に政論月刊誌『七十年代』(後に『九十年代』に改称)を創刊、編集長を28年間務める。1998年に雑誌廃刊後、日刊誌『蘋果日報』の社説やコラム「世道人生」を執筆。また香港の公共放送(RTHK)の番組「一分間の閲読」を主宰し、今日に至る
坂井 臣之助 (サカイ シンノスケ)  
1941年東京生まれ。慶應大学経済学部卒業。共同通信社入社。2度の香港特派員、編集委員兼論説委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)