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日本文法 口語篇・文語篇

講談社学術文庫 2607

出版社名 講談社
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-06-519009-8
4-06-519009-6
税込価格 2,519円
頁数・縦 765P 15cm

商品内容

要旨

ヨーロッパの言語学に依拠した国語学に抗して独自の体系を築いた時枝誠記(一九〇〇‐六七年)。人間の心の中で起きる言語の働きに注目し、「言語過程説」と呼ばれる理論を築き上げた稀代の学者が、日本語を具体的に分析し、解説したのが本書である。「口語篇」(一九五〇年)と「文語篇」(一九五四年)を一冊に収録した初の文庫版。

目次

第1章 総論(『日本文法文語篇』の目的
口語・文語及び口語法・文語法 ほか)
第2章 語論(詞
辞)
第3章 文論(国語における用言の無主格性
文の構造 ほか)
第4章 文章論(文章論の課題
連歌俳諧における附句による文章の展開 ほか)

おすすめコメント

日本を代表する国語学者の全2冊から成る代表作を1冊に収録した初の文庫版。「時枝文法」の全貌を読みやすい文庫で味読する喜び!

著者紹介

時枝 誠記 (トキエダ モトキ)  
1900‐67年。国語学者。東京帝国大学卒業。京城帝国大学教授を経て、東京帝国大学教授を務める。ヨーロッパの言語学に依拠した明治以降の国語学に抗して独自の考察を深め、「時枝文法」と称される体系を築いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)