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ラマレラ最後のクジラの民

出版社名 NHK出版
出版年月 2020年5月
ISBNコード 978-4-14-081819-0
4-14-081819-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 477P 図版16P 20cm

商品内容

要旨

世界で唯一、伝統捕鯨に生きるラマレラの民は手銛1本で巨獣に挑む。近代化の波が押し寄せるなか、祖先から引き継いできた暮らしを守るべきか、変化を受け入れるべきか、村人たちの心は揺れる。銛打ちに憧れる若者ジョン、もっと教育を受けたい妹のイーカ、誇り高い村一番の銛打ちイグナシウス、都会生活を夢見る息子のベン…それぞれのドラマを通して、存続の危機にある希少文化の“いま”を生き生きと描く。圧倒的な迫力のクジラ狩りと、村人の心の葛藤が丹念に描写された貴重なルポルタージュ。

目次

第1部 1994〜2014年(漂流
クジラの骨を遊び場として
クジラ乞いの儀式
村の団結が戻る
父の教え
笑う娘
ラマファの作法)
第2部 2015年(新しい一年
自分の道は自分で
結婚式
人生の嵐に揉まれしときも)
第3部 2016年(ケナプカ号が生まれ変わる
海獣との対峙)

著者紹介

クラーク,ダグ・ボック (クラーク,ダグボック)   Clark,Doug Bock
著述家、フリー・ジャーナスリト。ニューヨーク大学客員研究員。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『ジ・アトランティック』『ナショナル・ジオグラフィック』『GQ』『WIRED』『ローリング・ストーン』『ザ・ニュー・リパブリック』などの雑誌や、「ザ・ニューヨーカー」ウェブサイトなど有名メディアに寄稿。2016年Mirror Award最終候補、2017年Arthur L.Carter Journalism Institute Reporting Award受賞、フルブライト奨学金を2回授与されたほか、ピューリッツァー危機報道センターの助成金、およびカリフォルニア大学バークレー校11th Hour Food and Farming Journalism奨学金も授与された。ABC局の番組「20/20」をはじめ、CNNやBBC、ラジオではNPRでインタビューを受ける
上原 裕美子 (ウエハラ ユミコ)  
1976年生まれ。翻訳家。筑波大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)