• 本

科学と文学

角川ソフィア文庫 L117−4

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-04-400587-0
4-04-400587-7
税込価格 880円
頁数・縦 252P 15cm

商品内容

要旨

「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける。その語は吾々にいろいろのことを考えさせる」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。映画のモンタージュ構成を芭蕉連句に喩えるなど、ジャンルを超えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。

目次

映画芸術(映画芸術の特異性
映画の成立 ほか)
連句雑俎(連句の独自性
連句と音楽 ほか)
科学と文学1(科学者と芸術家
文学の中の科学的要素 ほか)
科学と文学2(言葉としての文学と科学
実験としての文学と科学 ほか)

おすすめコメント

科学と芸術が結合した名随筆。科学者としての生活のなかに文学の世界があるとし、伝統世界への強い愛情を持っていた寺田寅彦。すぐれた文学者の眼も持っていた。「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。

著者紹介

寺田 寅彦 (テラダ トラヒコ)  
1878〜1935年。東京生まれ、高知県で育つ。東京帝国大学物理学科卒業。理学博士。東京帝国大学教授、帝国学士院会員などを歴任。東京帝国大学地震研究所、理化学研究所の研究員としても活躍。物理学者、随筆家、俳人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)