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永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)水のPFAS汚染

岩波ブックレット No.1030

出版社名 岩波書店
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-00-271030-3
4-00-271030-0
税込価格 748円
頁数・縦 85,2P 21cm

商品内容

要旨

何千年も分解されず、発がん性が疑われるPFAS(有機フッ素化合物)。米軍基地や工場から流出し、沖縄、東京、大阪はじめ日本の水を汚染している。焦げつかないフライパン、撥水スプレー、食品包装紙、便利な生活用品にひそむ健康被害の罠。

目次

第1章 PFAS、その起源と用途
第2章 暴かれた秘密、そして廃絶へ
第3章 PFASは地球を汚す
第4章 日本におけるPFOA/PFOSの汚染
第5章 沖縄におけるPFAS汚染
第6章 PFASがむしばむ健康―安全な水は得られるか
第7章 日本は何を、どうなすべきか―PFASから身を守るために

著者紹介

ミッチェル,ジョン (ミッチェル,ジョン)   Mitchell,Jon
1974年生。調査報道ジャーナリスト、沖縄タイムス特約通信員。明治学院大学国際平和研究所研究員、東京工業大学非常勤講師。2015年日本外国特派員協会「報道の自由・報道功労賞」Freedom of Press Lifetime Achievement Award受賞
小泉 昭夫 (コイズミ アキオ)  
1952年生。京都大学医学研究科名誉教授。京都保健会の社会健康医学福祉研究所長。専門は環境と疾病。78年東北大学医学部卒業。Dow Chemical、カリフォルニア大学、秋田大学医学部教授をへて2000年京都大学医学研究科教授、18年退職し現職。生体試料バンクの設立で06年度環境賞優秀賞、08年度日本衛生学会賞、糖尿病及びモヤモヤ病の遺伝子発見で17年度日本医師会医学賞。難病支援で自身らが見出した疾患「小児四肢疼痛発作症」の創薬ベンチャーの科学技術顧問も務める
島袋 夏子 (シマブクロ ナツコ)  
1974年生。琉球朝日放送記者、早稲田大学総合研究機構次世代ジャーナリズム・メディア研究所招聘研究員。2014年度『裂かれる海〜辺野古 動き出した基地建設〜』で第52回ギャラクシー賞テレビ部門大賞、16年『枯れ葉剤を浴びた島2〜ドラム缶が語る終わらない戦争〜』で日本民間放送連盟賞テレビ報道番組部門最優秀賞、17年度石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞公共奉仕部門奨励賞など
阿部 小涼 (アベ コスズ)  
琉球大学人文社会学部国際法政学科教授。国際社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)