ミリタリー・カルチャー研究 データで読む現代日本の戦争観
出版社名 | 青弓社 |
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出版年月 | 2020年7月 |
ISBNコード |
978-4-7872-3469-8
(4-7872-3469-2) |
税込価格 | 3,300円 |
頁数・縦 | 425P 21cm |
商品内容
要旨 |
現代日本のミリタリー・カルチャーを、市民の戦争観・平和観を中核とし、それと構造的に相関する文化的要素で構成する諸文化の総体として、社会学・歴史学の立場から解明する。どの項目からも入っていける「読む事典」、ミリタリー・カルチャー研究の決定版。 |
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目次 |
第1部 ミリタリー・カルチャーとは何か(なぜミリタリー・カルチャー研究をするのか |
おすすめコメント
戦後日本のミリタリー・カルチャーは、戦前・戦中への徹底的な批判や否定から出発した。このことが、海外諸国とは異なる日本独自のミリタリー・カルチャーを作り出した。1960年代に隆盛した少年週刊誌の戦記マンガ、プラモデルなどの少年文化は、敗戦後に抑制されていたミリタリー・カルチャーの復活をもたらした。その後、2010年頃を転換点として、メディアやポピュラー・カルチャーから戦争や軍事組織をイメージする世代が多数派となり、これが市民の戦争観や平和観にも反作用を及ぼして、ミリタリー・カルチャーの構造的な地殻変動をもたらしている。現代日本のミリタリー・カルチャーを、市民の戦争観・平和観を中核とし、それと構造的に相関する文化的要素で構成する諸文化の総体として、社会学・歴史学の立場から解明する。 「読む事典」でどこからでも入っていけるミリタリー・カルチャー研究の決定版!