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西田幾多郎生成する論理 生死をめぐる哲学

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-7664-2690-8
4-7664-2690-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 260,6P 20cm

商品内容

要旨

「いかに生き、いかに死ぬか」西田は、実在の論理を徹底的に追究することで、「人生の問題」を究極まで突き詰めようとした。代表著作からその思索の軌跡をたどり、西田哲学の核心に迫る。

目次

序 西田幾多郎と同時代の読者たち
第1章 意識と論理のあいだ―西田哲学の原点
第2章 矛盾を包むものの追究―場所の論理
第3章 私は私に於てある―自覚と自己
第4章 迷える自己が見えてくる―一般者の自覚的体系
第5章 裏から表を見る―絶対無の自覚
第6章 世界の方から考える―弁証法的世界
第7章 生か死か―絶対矛盾的自己同一
終章 現代世界における哲学と生死の問題

おすすめコメント

急激な近代化を背景に、西田はいかに「人生の問題」を哲学的課題として考究し続けたのか。難解な「論理」に潜む西田の「個」の思想を読み解くことで、現代哲学における西田哲学の可能性を明らかにする。

著者紹介

氣多 雅子 (ケタ マサコ)  
1953年静岡市生まれ。現在、京都大学名誉教授。日本宗教学会元会長。専門は宗教哲学。1982年京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。1998年京都大学博士(文学)。2000年より京都大学文学研究科教授、2018年3月京都大学を定年退職。1992年『宗教経験の哲学』(創文社)で日本宗教学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)