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ぼくが戦争に行くとき 反時代的な即興論文

中公文庫 て2−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-12-206922-0
4-12-206922-X
税込価格 990円
頁数・縦 285P 16cm

商品内容

要旨

「君の魂のゴミタメのなかにしか荒野は見いだされないことを、君は知っているのか?」ぼくの内なる戦場、ロマン・ロラン論、関西学院大学での演説、ロビンソン宣言、石井輝男やゴダールなどの映画論。また演劇論から賭博論まで、時代を抉り対峙した批評やエッセイを収録。反時代的な著作の初文庫化。

目次

1 ぼくの内なる戦場
2 キャンパスでの演説
3 三分間の思想
4 スクリーン・オデッセー
5 同世代の戦士たち
6 時代精神と癌

おすすめコメント

寺山修司が混とんとする日本社会と対峙した一冊。現代社会にも警笛を鳴らす寺山修司の叫びでもある。まったくユニークな個性あふれる文体で社会を論じる随想集。待望の初文庫化!

著者紹介

寺山 修司 (テラヤマ シュウジ)  
1935(昭和10)年、青森県弘前市生まれ。県立青森高校在学中より俳句、詩に早熟の才能を発揮。早稲田大学教育学部に入学(後に中退)。54(昭和29)年、「チエホフ祭」50首で短歌研究新人賞特選を受賞。以後、放送劇、映画、さらには評論、写真まで、活動分野は多岐にわたる。とりわけ演劇には情熱を傾け、演劇実験室「天井棧敷」を主宰。その成果は国際的にも大きな反響を呼んだ。83(昭和58)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)