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かきがら

出版社名 幻戯書房
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-86488-204-0
4-86488-204-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 285P 20cm

商品内容

要旨

殻、空、虚、骸…あれは都市の、この世の、崩壊の音。富士が裂けた。電線のカラスが道にボトボト落下した。雨みたいにばらばらと人の死が降った。生き残った者は、ツルツルの肌を持つあのひとたちに奉仕した。パンデミック後の光景、時の層を描く小説7篇。

著者紹介

小池 昌代 (コイケ マサヨ)  
詩人、小説家。昭和34年(1959)、東京深川生まれ。津田塾大学卒。詩集に『永遠に来ないバス』(現代詩花椿賞)、『もっとも官能的な部屋』(高見順賞)、『ババ、バサラ、サラバ』(小野十三郎賞)、『コルカタ』(萩原朔太郎賞)等。小説集に『タタド』(表題作で川端康成文学賞)、『たまもの』(泉鏡花賞)等。エッセイ集に『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)