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シルクロード世界史

講談社選書メチエ 733

出版社名 講談社
出版年月 2020年9月
ISBNコード 978-4-06-520891-5
4-06-520891-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 229P 19cm

商品内容

要旨

かつてユーラシアでは、騎馬遊牧民が歴史の鍵を握っていた。南北間の対立と協調による「前近代世界システム論」とは?匈奴による最初の遊牧国家と、興亡を繰り返す突厥帝国。ソグド人の金融資本と、ウイグル=ネットワークの広がり。大草原に展開した二千年におよぶ激動と、人類史の潮流を、行きかう宗教と言語に着目し、“理科系的歴史学”で解明。近代世界の覇権を握った西洋中心の歴史像を捨て、シルクロードに視座をおいた新たな世界史を構築する。

目次

序章 世界史を学ぶ理由
第1章 ユーラシア世界史の基本構造
第2章 騎馬遊牧民の機動力
第3章 シルクロードの世界システム論
第4章 ソグドからウイグルへ
第5章 ウイグル=ネットワーク活況
第6章 シルクロードと日本

出版社・メーカーコメント

ソグド人とウイグルネットワークにマニ教が交錯し、騎馬遊牧民が躍動した中央ユーラシア。西洋中心史観を超える新しい世界史の構想。

著者紹介

森安 孝夫 (モリヤス タカオ)  
1948年福井県生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院在学中に、フランス政府給費留学生としてパリ留学。金沢大学助教授、大阪大学教授、近畿大学特任教授などを経て、(財)東洋文庫監事・研究員、大阪大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)