• 本

火定

PHP文芸文庫 さ5−1

出版社名 PHP研究所
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-569-90084-1
4-569-90084-4
税込価格 968円
頁数・縦 442P 15cm

商品内容

要旨

藤原氏が設立した施薬院の仕事に、嫌気が差していた若き官人・蜂田名代だったが、高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。それこそが、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる“疫神(天然痘)”の前兆であった。我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。しかし混乱に乗じて、お札を民に売りつける者も現われて…。第一五八回直木賞にもノミネートされた、「天平のパンデミック」を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。直木賞&吉川英治文学新人賞ダブルノミネート作品。

出版社・メーカーコメント

天然痘が蔓延する平城京で、感染を食い止めんとする医師と、混乱に乗じる者は−−。直木賞・吉川英治文学新人賞ダブルノミネート作品。

著者紹介

澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院前期博士課程修了。2010年、『孤鷹の天』で小説家デビュー。11年、同作で第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。12年、『満つる月の如し 仏師・定朝』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、13年、第32回新田次郎文学賞受賞。16年、『若冲』で第9回親鸞賞受賞。『火定』は第158回直木賞及び第39回吉川英治文学新人賞の候補となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)