結核がつくる物語 感染と読者の近代
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2021年1月 |
ISBNコード |
978-4-00-061448-1
(4-00-061448-7) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 201,6P 19cm |
商品内容
要旨 |
自己責任論、あふれるデマ、自宅療養…。おびただしい数の「病んでいない者たち」の言説に囲まれながら、患者たちはどのように生きたのか。膨大な資料の間にこぼれ落ちてきた彼ら自身の声を聴く。 |
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目次 |
序章 患者って誰のこと? |
出版社・メーカーコメント
近代最大の感染症、結核は「治療法のない死病」として恐れられてきた。思想統制から戦争に向かう厳しい時代のなかで、患者たちは何を思い、どんな言葉を残したのか。彼らの言葉から何を学ぶことができるのか。結核が国や文化や文学に与えた影響とともに、患者たち個人の療養環境を捉え直し、患者の営みの意味を考える。