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コロナ禍をどう読むか 16の知性による8つの対話

出版社名 亜紀書房
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-7505-1682-0
4-7505-1682-1
税込価格 2,420円
頁数・縦 429P 19cm

商品内容

要旨

刻々と迫りくる感染症と、その対策に奔走する我々。緊急事態宣言下の日本で行われた八つの対談は、未曾有の事態を普遍的な観点から見つめ直す、二つのまなざしが直交する対話の記録である。

目次

はじめに 奥野克巳―コロナ禍を、永遠の相からも見る吉本隆明のひそみに倣って
TALK01 奥野克巳×近藤祉秋―ウイルスは人と動物の「あいだ」に生成する マルチスピーシーズ人類学からの応答
TALK02 逆卷しとね×尾崎日菜子―接触と隔離の「あいだ」を考える コロナの時代の愛をめぐって
TALK03 吉村萬壱×上妻世海―都市を彷徨える狩猟民に“知恵”はあるのか 私と国の「あいだ」を/で問い直す
TALK04 清水高志×甲田烈―我々は対象世界を“御すること”はできない 既知と未知の「あいだ」の政治
TALK05 松本卓也×東畑開人―ケアが「閉じる」時代の精神医療 心と身体の「あいだ」を考える
TALK06 山川冬樹×村山悟郎―隔離され、画像化された二つの「顔」、その「あいだ」で ハンセン病絶対隔離政策とオンラインの顔貌から考える
TALK07 辻村伸雄×石倉敏明―パラドクシカルな「共生」の技法 歴史と神話の「あいだ」の実践
TALK08 塚原東吾×平田周―グローバルとローカルの来たるべき「あいだ」へ プラネタリー・アーバニゼーション研究と科学批判学が見据える第三の道

出版社・メーカーコメント

人類学、哲学、批評、アート、小説、精神分析、ビッグヒストリー、妖怪、科学史……。ジャンルを異にする俊英たちが、コロナ禍が露わにした二元論の陥穽をすり抜け、「あいだ」に息づく世界の実相を探る。刺激的な8つの対話集。