• 本

アナグマ国へ

出版社名 新潮社
出版年月 2021年1月
ISBNコード 978-4-10-507221-6
4-10-507221-8
税込価格 3,520円
頁数・縦 410P 20cm

商品内容

要旨

夕暮れどき、奇妙な黄昏の世界に迷いこんだら、そこはもう「アナグマ国」の入り口だ。アナグマ保護活動家だった祖母の足跡をたどり、人間よりはるか昔からこの地に住み親しまれてきた謎多きアナグマの生態と受難の歴史を繙いてゆく。迷宮のように入り組んだ巣穴での暮らし。何世紀にもわたって続いてきた血なまぐさいアナグマ狩り。ケネス・グレアム著『たのしい川べ』で一躍人気者になるものの、ウシ型結核の温床としてイギリス中を大論争に巻きこむ社会問題に…。

目次

ブラックアンドホワイト
Meles meles
外敵
アナグマ氏
Brock
ボジャー
害獣
ハッカ飴
デインティー、大将、そしてエレイン
餌食
患者
ピーナッツ食らい
昼食
ベラ
ベシーとバズ
「うちのアナグマ」ではない

出版社・メーカーコメント

アナグマ保護活動家だった祖母の足跡をたどり、イギリスで古くから親しまれてきた謎多きアナグマの生態と受難の歴史を繙き、ウシ型結核の温床として駆除の対象となり大きな社会問題となるまでを丹念に取材。フィールドワークをもとにした精緻な自然描写で、現代における動物と人間のあり方を問うネイチャー・ライティングの傑作。

著者紹介

バーカム,パトリック (バーカム,パトリック)   Barkham,Patrick
1975年英国生まれ。ノーフォーク在住。ケンブリッジ大学卒。ガーディアン紙で特集記事を担当する記者。イラク戦争から気候変動、動物まで、社会と自然に関わる幅広いテーマを取り上げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)