• 本

欧州の排外主義とナショナリズム 調査から見る世論の本質

出版社名 新泉社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7877-2102-0
4-7877-2102-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 303P 19cm

商品内容

文学賞情報

2021年 第43回 サントリー学芸賞・政治・経済部門受賞

要旨

格差・貧困への人々の怒りが右傾化を生むのか?反EU、反移民、反イスラム…というヨーロッパに広がる負の感情の源泉は何か。一般的な調査からは見えてこない人々の本音をさぐる。

目次

第1章 ヨーロッパの排外的ナショナリズムをデータで見る
第2章 誰が排外的な政党を支持するのか
第3章 誰が文化的観点から移民を忌避するのか
第4章 欧州各国の違いを分析する―3パターンの排外的ナショナリズム
第5章 右翼支持者が好む反移民という建前―フランス国民戦線支持者のサーベイ実験
第6章 ナショナリストが煽る市民の排外感情―ラトビア選挙戦の効果検証
第7章 主流政党による排外主義の取り込み―ポーランドの右傾化と反EU言説
第8章 非経済的信念と排外主義

著者紹介

中井 遼 (ナカイ リョウ)  
北九州市立大学法学部政策科学科准教授、博士(政治学)。日本学術振興会特別研究員、早稲田大学助手、立教大学助教等を経て2016年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)