人びとのなかの冷戦世界 想像が現実となるとき
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2021年4月 |
ISBNコード |
978-4-00-024543-2
(4-00-024543-0) |
税込価格 | 5,500円 |
頁数・縦 | 351,74P 22cm |
商品内容
文学賞情報 |
2021年
第21回
大佛次郎論壇賞受賞 |
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要旨 |
冷戦とは何だったのか。恐怖、不安、敵意、憎悪、願望…現実は人びとにどのように想像され、想像は増幅拡散しつつどのように新しい現実をつくり出していったのか。大国間の駆け引きや政治リーダーを主人公とする従来の物語とは一線を画し、本書は、無数の名もなき人びとの日常的な想像、その行為の連鎖、そして現実政治との影響関係から、冷戦初期の歴史を描きなおす試みである。そのため社会史と外交史、ローカル史とグローバル史を総合的に組み上げ、米国、中国、朝鮮半島、日本など世界各地で起きたことの同時性と類似性、関連性の意味を明らかにしてゆく。そこから、冷戦の本質を再考し、冷戦世界を社会的な観点から理解しなおすための新しい見方を提示する。―この画期的な作品は、当初、ハーバード大学出版から公刊され、世界的に大きな反響を呼び起こしてきた。この度、著者自身による大幅な加筆改稿・再構成を経て、ついに日本語で刊行された。 |
目次 |
冷戦とは何だったのか? |
出版社・メーカーコメント
冷戦とは何だったのか。大国同士の駆け引きや政治リーダーを主人公とする従来の物語とは一線を画し、無数の名もなき人びとの日常的な想像と行為の連鎖と、現実政治との影響関係から冷戦初期の歴史を描く。恐怖、不安、敵意、憎悪、願望……現実は人びとにどう想像され、それは増幅拡散してどのように新しい現実を生み出していったのか。