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もう一度楽しむ能

出版社名 淡交社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-473-04465-5
4-473-04465-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 247P 19cm

商品内容

要旨

能を知る能を演じるふたりの対談集。

目次

能楽堂という不思議な空間
橋掛りを来る人々(修羅道から来た男
この現実を生きる
女を生きた女たち
月下に輝く情念
憂き世と浮き世
唐物という華
鬼は滅びたか
水と大地を寿ぐ祖神)
能楽用語と装束の着方の基本

出版社・メーカーコメント

能楽堂へ行って何番か見たことがあるけれど、いまいち面白さがわからない、という人のための絶好の手引書ができました。喜多流シテ方能楽師・友枝真也氏と、自身も喜多流を修める歌人・馬場あき子氏が、謡を謡いながら、35曲の能に描かれた男・女・神・鬼について語っていきます。本書に書かれた詞章を音読していくうちに、お能のリズムが身に付き、気持ちが入っていくことでしょう。また専門用語と装束については、友枝氏が演者の立場で解説します。

著者紹介

友枝 真也 (トモエダ シンヤ)  
1969年生まれ、東京都出身。上智大学法学部卒業。能楽シテ方喜多流職分、能楽協会会員、重要無形文化財保持者(総合指定)。祖父は喜多流職分故友枝喜久夫。三歳のときに仕舞「月宮殿」にて初舞台を踏む。喜多流十五世宗家喜多実に入門。喜多流宗家内弟子を経て現在、伯父の友枝昭世に師事。「洩花之能」主宰
馬場 あき子 (ババ アキコ)  
1928年生まれ、東京都出身。歌人、文芸評論家。日本女子専門学校(現・昭和女子大学)国文科卒業後、歌誌「まひる野」に入会し、窪田章一郎に師事。1972年、夫・岩田正とともに短歌結社誌「かりん」を創刊。朝日新聞ほか地方紙の歌壇選者を務める。日本芸術院会員、文化功労者。1947年に喜多流十五世宗家喜多実に入門。新作能を手掛け、能楽の評論活動も行う。歌集のほか、和歌・能楽・民俗学・古典関係の著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)