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膨張GAFAとの闘い デジタル敗戦霞が関は何をしたのか

中公新書ラクレ 732

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-12-150732-7
4-12-150732-0
税込価格 990円
頁数・縦 318P 18cm

商品内容

要旨

GAFAにデータと富が集中している。日本がそれを易々と許した一因に、にわかに信じがたい法制度の不備がある。国内企業に及ぶ規制が海外勢には及ばない「一国二制度」や、EUに比べて遥かに弱い競争法やプライバシー規制、イノベーションを阻害する時代遅れの業法…。霞が関周辺にはそれらに気づき、抗おうとした人々がいた。本書はその闘いの記録であり、また日本を一方的なデジタル敗戦に終わらせないための処方箋でもある

目次

はじめに―日本はなぜ海外プラットフォーマーにモノが言えないのか
第1部 侵食―「便利さ」の罠(一国二制度―ヤフーの焦り
フェイスブックとグーグルはあなたのすべてを知っている ほか)
第2部 始動―GAFA vs.霞が関(“経産藩”と“公取藩”、犬猿の仲の末に
“総務藩”も動く―一国二制度を解消する電気通信事業法改正 ほか)
第3部 暗雲―ウォールド・ガーデンのゆくえ(コロナ後の世界―「公益vs.プライバシー」への危惧
フェイクニュースの「流通革命」―ハックされる民主主義 ほか)
おわりに―日本はなぜGAFAを生み出せないのか

出版社・メーカーコメント

GAFAにデータと富が集中している。日本がそれを易々と許した一因に、にわかに信じがたい法制度の不備がある。国内企業に及ぶ規制が海外勢には及ばない「一国二制度」や、EUに比べて遥かに弱い競争法やプライバシー規制、イノベーションを阻害する時代遅れの業法……。霞が関周辺にはそれらに気づき、抗おうとした人々がいた。本書はその闘いの記録であり、また日本を一方的なデジタル敗戦に終わらせないための処方箋でもある。

著者紹介

若江 雅子 (ワカエ マサコ)  
読売新聞東京本社編集委員。東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒。読売新聞入社後、北海道支社を経て、社会部記者として警視庁、公正取引委員会、農林水産省などを担当。2008年からIT問題を担当。14年より編集委員。19年に情報セキュリティ大学院大学で情報学修士修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)