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甲子園は通過点です 勝利至上主義と決別した男たち

新潮新書 920

出版社名 新潮社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-10-610920-1
4-10-610920-4
税込価格 792円
頁数・縦 189P 18cm

商品内容

要旨

二〇一九年夏、岩手県大会の決勝で大船渡高校のエース、佐々木朗希が登板を回避したことは、賛否の論議を呼んだ。それは突き詰めると、「甲子園にすべてを捧げる」か「将来の可能性を取る」かの選択に他ならない。「負けたら終わり」のトーナメント方式の中で、どう選手を守り、成長させていくのか。球数制限、丸坊主の廃止、科学的なトレーニングの導入など、新たな取り組みを始めた当事者たちの姿を追う。

目次

第1章 新潟県高野連はなぜ、球数制限導入を決断したのか
第2章 「甲子園」に取り憑かれた鬼軍曹の改心
第3章 「プロでは大成しない」甲子園強豪校の代替わり
第4章 メジャー帰りのトレーナーと進学校がタッグを組んだ理由
第5章 激戦区の公立校からはじまった「球数制限」と「リーグ戦」
第6章 丸坊主を廃止した二つの私立強豪校
第7章 サッカー界「育成のカリスマ」の試みから見えるもの
第8章 テクノロジーが、選手を強くする

著者紹介

氏原 英明 (ウジハラ ヒデアキ)  
1977(昭和52)年ブラジル・サンパウロ生まれ。スポーツジャーナリスト。奈良新聞勤務を経て2003年に独立。03年の夏以降、甲子園大会はすべて現場で取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)