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話し足りなかった日

出版社名 リトルモア
出版年月 2021年10月
ISBNコード 978-4-89815-546-2
4-89815-546-4
税込価格 1,980円
頁数・縦 245P 19cm

商品内容

要旨

忘れないために。ソウルの部屋より。お金、労働、ステージ、女、友人、愛しい猫、新しい世代…。「芸術製造業者」と自称しながら、あらゆる境界線を消してひたすら話し、ひたすら歌い、記憶していく物語。音楽、小説、コミック、映像、多才なアーティストが同時代を駆け抜けて照らす、新作エッセイ!

目次

第1部 芸術製造業者(トロフィーをオークションにかけた日
○の意味 ほか)
第2部 自分をネタにしてストーリーを作る(ストーリーの力
外へ ほか)
第3部 ただの存在なだけです(「MeTooのために」女性監督を呼んだだって?
私とあなたの話 ほか)
第4部 今日も話せてよかった(勇敢な猫
今日もこの原稿を書くためにジュンイチの世話ができなかった ほか)
第5部 私はどうして知らないの(イ・ランをどうケアするか
コロスウイルス ほか)

出版社・メーカーコメント

私たちの話には意味がある。忘れないために、ゆっくり話しましょう。シンガーソングライター、小説家、コミック作家、映像作家、そしてエッセイスト。韓日のカルチャーシーンで煌めく多才なアーティスト、イ・ラン。大好評『悲しくてかっこいい人』に次ぐ、待望の新作エッセイ集!お金、労働、フェミニズム、コロナ禍……。韓国大衆音楽大賞授賞式でトロフィーを売った話から、創作の舞台裏、金銭事情、#MeToo運動、友との別れ、荒波の日々。「芸術製造業者」と自称し、「ほんとうにそうすべきだろうか?」と問う。あらゆる境界線を消して、ひたすら話し、ひたすら歌い、記憶していくイ・ランの物語。− − −社会の基準が変わっていくのを見守り、勉強して食らいつき、変わろうと努力しながら私がいちばん悩んでいることは「これから私にどんな話ができるだろうか?」だ。(本文より)− − −イ・ランの問いが、痛みが、心に迫る。ありのままの話が強く、悲しく、この時代を照らし出す。

著者紹介

イ ラン (イ ラン)  
李瀧。1986年韓国ソウル生まれ。ミュージシャン、エッセイスト、作家、イラストレーター、映画作家。16歳で高校中退、家出、独立後、イラストレーター、漫画家として仕事を始める。その後、韓国芸術総合学校で映画の演出を専攻。日記代わりに録りためた自作曲が話題となり、歌手デビュー。セカンドアルバム『神様ごっこ』で、2017年に韓国大衆音楽賞最優秀フォーク楽曲賞を受賞
オ ヨンア (オ ヨンア)  
呉永雅。翻訳家。在日コリアン三世。慶應義塾大学卒業。梨花女子大学校通訳翻訳大学院博士課程修了。同大学院講師、韓国文学翻訳院翻訳アカデミー教授。第7回韓国文学翻訳新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)