偽証 模倣された若妻刺殺事件
出版社名 | 牧歌舎東京本部 |
---|---|
出版年月 | 2021年12月 |
ISBNコード |
978-4-434-29392-4
(4-434-29392-3) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 384P 20cm |
商品内容
要旨 |
夫婦・親子・きょうだい・嫁姑の秘められた愛憎が炙り出され、平穏に思えた家族たちの危うく支えられていた均衡があっけなく崩壊を迎える。芥川龍之介「藪の中」を思わせる構成により、現代人の暗部・恥部を暴こうとする著者渾身の傑作ミステリー。 |
---|
出版社・メーカーコメント
都内郊外の新興住宅街の一角で若妻が殺害された。事件直後の犯人の不可解な行動。食い違う関係者たちの証言。被害者は一体どんな女性だったのか? 石田隆一が描く迫真のサスペンス。「この作品では、被害者は接する相手によってさまざまに変貌する。どうやらこの女性は、さしずめ朝の食卓で食後の煙草をくゆらせている夫の目に映っていた被害者だと考えるのがいいだろう。本書は十数名の関係者の証言で構成されているが、もちろん真犯人は特定されてはいるものの、証言の数だけ真犯人を手繰り寄せる推理が成り立つとも言える。どうやら稀代の贋作師は、作者ではなく、読者の方であるらしい。」(まえがきより)