商品内容
| 要旨 |
合戦、自決、処刑による亡骸を埋葬したと伝えられている戦死塚。ときに死者の霊力を崇敬し、ときに怪異や怨霊の源として畏怖する塚伝承には、「敗者」の声なき声を記憶にとどめようとする日本人の心意が刻みこまれている。各地に残る平将門の首塚と胴塚。元寇、戦国の合戦、幕末維新の無数の死者たちの千人塚。敵と味方の死を冷酷に峻別した戊辰戦争―。大幅増補によって全国1686例の戦死塚一覧、現地写真125点を収録した決定版。 |
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| 目次 |
序章 「首塚」は、いかに語られてきたか |



出版社・メーカーコメント
「敗者」はいかに鎮魂されてきたのか。全国戦死塚一覧を大幅改訂した決定版首塚・胴塚・千人塚と呼ばれる戦死者の塚は全国各地にみられ、これをめぐる伝承は、後代の人々の歴史観や死生観を反映している。その実例を数多く蒐集し、尋ねた民俗学者が豊富な現地写真とともに概観する。