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ルールの世界史

出版社名 日経BP日本経済新聞出版本部
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-532-32430-8
4-532-32430-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 279P 21cm

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要旨

グローバルビジネス、SDGsなどの社会課題、テクノロジー、経済安全保障などに関する「ルールメイキング」が注目されている。複雑化する一方の現代社会において理想や目的への道筋をつけるには、適切な「ルール」の作成と運用が欠かせない。では、これまで我々はどのようにルールを扱ってきたのだろうか。本書では、中世から現代までの、欧米を中心とする、スポーツや産業、ビジネス、金融などにおけるルールにまつわる歴史を辿り、ルールの本質やルールメイキングのあるべき姿を明らかにしている。中世社会では宗教や道徳が唯一のルールだったが、宗教改革や産業革命を経て新しいルールづくりやルールの変更、複数のルールの併存が可能になった。そしてインターネットはルールメイキングのあり方を大きく変えることになった。著者は弁護士で、フレックスコンサルティング代表取締役。1999年に弁護士登録、外資系法律事務所等を経て、ルールメイキング/スキームメイキングに特化したフレックスコンサルティングを創設。民間企業の戦略立案支援のほか、国の政策立案支援等にも多数従事している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年3月2日]

商品内容

要旨

世の中を大混乱に陥れた数々のバブル崩壊に見る「信用ルールの物語」。創造することへの欲求に、利益という燃料を注いだ「特許ルールの大切さ」。自動車産業創世期、ルールにとどめを刺されたイギリスと、ルールによって普及させたフランス・ドイツ。その違いとは?自由競争か、規制か。今でも世界を悩ませる育成ルールの各国別の事情とは?ルールの構造を劇的に変えた、インターネットの破壊力。ルールは変えられる。ルールを破壊し、創造した人たちの歴史ストーリー。

目次

1 ルールは「遊び」から始まった
2 期待と安心感―お金と「信用」のルール
3 拡散とコントロール―知財の創造ルールで産業を振興する
4 巻き込みと役割分担―イノベーションを巡るルール対決
5 アシストと放任―企業を成長させるルール
6 インターネットがルールメイキングを変えた
7 ルールの一生

著者紹介

伊藤 毅 (イトウ タケル)  
弁護士。フレックスコンサルティング代表取締役。1971年生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程(商法専攻)修了。1999年弁護士登録。外資系法律事務所等を経て、ルールメイキング/スキームメイキングに特化したフレックスコンサルティングを創設。民間企業の戦略立案支援のほか国の政策立案支援等にも多数従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)