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魔術師と予言者 2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-314-01190-7
4-314-01190-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 849P 20cm

商品内容

要旨

食料、水、エネルギー、気候変動―30年後に地球の人口が100億人になっても、この星で全員生きていけるのだろうか?魔術師派は「科学の力で解決せよ!」と唱え、予言者派は「自然を守るべく抑制せよ!」と叫ぶ。―これは、人類に迫る危機についての話だ。現代の環境保護運動の礎となる理念を構築した生態学者ウィリアム・ヴォート=“予言者派”と、品種改良による穀物の大幅増産で「緑の革命」を成功させ、ノーベル平和賞を受賞した農学者ノーマン・ボーローグ=“魔術師派”の対立する構図を軸に、『1491』『1493』が全米ベストセラーとなったジャーナリストが、厖大な資料と取材をもとに人類に迫る危機を描き出した、重厚なノンフィクション。人類の未来を考えるための必読書。

目次

第1部 ひとつの法則(種の状態)
第2部 ふたりの男(予言者
魔術師)
第3部 四つの元素(土―食料
水―淡水
火―エネルギー
空気―気候変動)
第4部 ふたりの男(予言者
魔術師)
第5部 ひとつの未来(培養皿のへり)
付記 なぜ信じるのか

著者紹介

マン,チャールズ・C. (マン,チャールズC.)   Mann,Charles C.
ジャーナリスト、サイエンスライター。「アトランティック」誌、「サイエンス」誌の通信記者。ナショナル・マガジン・アワードの候補に3度ノミネートされたほか、米国物理学協会、アルフレッド・P.スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。『1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版)は全米の話題をさらい、米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。続編『1493―世界を変えた大陸間の「交換」』(紀伊國屋書店)も全米ベストセラーとなり、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した
布施 由紀子 (フセ ユキコ)  
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)