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攘夷の幕末史

講談社学術文庫 2714

出版社名 講談社
出版年月 2022年4月
ISBNコード 978-4-06-527750-8
4-06-527750-7
税込価格 1,210円
頁数・縦 216P 15cm

商品内容

要旨

「尊王攘夷vs.公武合体」という幕末史の定説は、事の実相を捉えていない。当時の日本人の対外認識はみな攘夷であり、即刻それを為すか否かの相違こそが、あの血で血を洗う政争を生んだ。これまであまり顧みられることのなかったロシアの脅威や朝陽丸事件などに着目しつつ、江戸時代を通して醸成され、幕末に沸騰した攘夷思想の実態に迫る画期的な書!

目次

序章 幕末のイメージと攘夷
第1章 東アジア的視点から見た江戸時代
第2章 幕末外交と大国ロシア
第3章 坂本龍馬の対外認識
第4章 攘夷実行と西国問題
第5章 攘夷の実相・朝陽丸事件
終章 攘夷の転換と東アジアの侵略

出版社・メーカーコメント

日本人は誰もが「攘夷派」だった! 「尊皇攘夷vs.公武合体」という幕末の定説を覆し、日本人の対外認識の実相に迫る、画期の書。

著者紹介

町田 明広 (マチダ アキヒロ)  
1962年、長野県生まれ。上智大学文学部・慶應義塾大学文学部卒業、佛教大学文学研究科修士課程・同博士後期課程修了。博士(文学)。専攻は日本近現代史(明治維新史・対外認識論)。神田外語大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)