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ザ・クイーン エリザベス女王とイギリスが歩んだ一〇〇年

出版社名 カンゼン
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-86255-646-2
4-86255-646-9
税込価格 3,300円
頁数・縦 596P 19cm

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要旨

70年という英国史上最長在位、そして96年の生涯を終えたエリザベス2世。英国民のみならず、世界中で敬愛された不世出の女王は、長きにわたる治世の中で、何を考え、どのようなポリシーをもって行動をしてきたのか。また議会制民主主義の先進国である英国で、王や王室はどんな役割をになっているのだろうか。本書は、原書がエリザベス2世在位70年目に入るタイミングで出版された評伝。英国と世界の激動の時代にあって王室の権威を守り抜いた人生を、敬意を払いつつも公平な視点で描き出している。エリザベスは祖父ジョージ5世が国王だった1926年に、国王次男であるヨーク公夫妻の第一子(王位継承順位4位)として生まれる。1936年、祖父の崩御により伯父のエドワード8世が国王となるが、同年、離婚歴のある米国人女性と結婚するために退位、父がジョージ6世として即位する。1947年フィリップ王子と結婚。1952年父の崩御とともに25歳で女王として即位。子どもはチャールズ(現・国王)、アン、アンドリューとエドワードの三男一女。著者は、英国生まれのノンフィクション作家、ジャーナリスト、放送作家。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2022年10月28日]

商品内容

要旨

英国と世界の激動の歴史とともに生きた一世紀。スエズ動乱、フォークランド紛争からEU離脱、新型コロナウイルスなどに加え、王室の存続さえ脅かしたダイアナ元妃の事故死、孫夫婦の王室離脱など、そのすべてを乗り越えてきたエリザベス2世の生涯を描くノンフィクション。

目次

「王室の後継者となる直系の男子」(エリザベス0歳〜4歳)
「二輪の薔薇のつぼみ、静かにおだやかに、王室に春を告げる」(エリザベス4歳〜7歳)
「まさにイギリスらしい子どもを描いた喜びに満ちた一幅の絵」(エリザベス8歳〜10歳)
「愛嬌のあるかわいらしい小さなレディは、次に王位を継承する身分となった」(エリザベス10歳〜12歳)
「会った瞬間から恋に落ちた」(エリザベス13歳)
「シンプルにまとまって家庭生活を送ることは、最優先すべき使命である」(エリザベス13歳〜19歳)
「王位継承者の結婚への準備はできているか?」(エリザベス20歳〜21歳)
「固く結びついた新しいひとつの存在」(エリザベス22歳〜25歳)
「歴史の花嫁が聖別され、祝福された」(エリザベス25歳〜27歳)
「献身的な臣民が愛と情熱の光で輝かせた道を走り、長足の進歩をとげられた」(エリザベス27歳〜28歳)
「時間とエネルギーを、三つの義務に割いている―国、夫と子どもたちだ」(エリザベス35歳〜38歳)
「ブロントザウルスのように環境に適応できずに絶滅して、博物館に展示されるだけの存在になりたい人などいない」(エリザベス39歳〜44歳)
「国と恋愛していた」(エリザベス44歳〜53歳)
「あらゆることに節度を保つ」(エリザベス53歳〜61
「いつまで我々の上に君臨するつもりだ?」(エリザベス61歳〜71歳)
「女王に寄せる人々の親愛の情は決して消えることがないようだ」(エリザベス71歳〜80歳)
「彼女は国民を幸せにしてきた」(エリザベス82歳〜94歳)

出版社・メーカーコメント

この不撓不屈の女性がイギリスを、世界を支え続けてきた!チャーチルからジョンソンまで報告を受けた首相は15人。英国史上最高齢、最長在位の君主エリザベス女王伝記の決定版です。6月にはドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」が公開予定、秋にはダイアナ妃の人生を描いた映画「ダイアナ・スペンサーの決意」が公開予定、世界的大人気NETFLIXドラマ「ザ・クラウン」シーズン5が秋口配信予定など王室関連のニュースが目白押しです。

著者紹介

デニソン,マシュー (デニソン,マシュー)   Dennison,Matthew
英国生まれのノンフィクション作家、ジャーナリスト、放送作家。これまで著した9冊のノンフィクションの中には、ヴィクトリア女王やその末娘ベアトリス王女の伝記など英国王室に関する作品がある。また英国の有名な作家・詩人のヴィタ・サックヴィル=ウェストの伝記『Behind the Mask:The Life of Vita Sackville‐West(仮面の裏で)』(未邦訳)は、英国の権威ある媒体であるタイムズ紙、オブザーバー紙、スペクテーター誌で2014年にブック・オブ・イヤー賞を受賞した
実川 元子 (ジツカワ モトコ)  
翻訳家、ライター。上智大学仏語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)