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神々の復讐 人喰いヒグマたちの北海道開拓史

出版社名 講談社
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-06-529886-2
4-06-529886-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 285P 20cm

商品内容

要旨

なぜヒグマは人を襲うのか?資本主義的開発、軍事演習、大噴火などの天変地異…「愛すべき山の隣人」はこうして最恐・凶暴な怪物となった―。自然界の聖域に侵入する人間たちの欲望と、それに牙を剥いた凶暴なヒグマたちによる凄惨な戦いの数々―。膨大な資料をデータベース化し、歴史に埋もれた事件群を掘り起こす。

目次

序章 歴史に埋もれた人喰い熊―上川ヒグマ大量出没事件
第1章 明治初期の人喰い熊事件―石狩平野への人間の進出
第2章 鉄道の発展と人喰い熊事件―資本主義的開発とヒグマへの影響
第3章 「枝幸砂金」と人喰い熊事件―ゴールドラッシュの欲望と餌食
第4章 凶悪な人喰い熊事件が続発した大正時代―三毛別事件余話と最恐ヒグマの仮説
第5章 軍事演習とストレスレベルの関連性―大正美瑛村連続人喰い熊事件
第6章 受け継がれる人喰い熊の「DNA」―北見連続人喰い熊事件
第7章 十勝岳大噴火―天変地異とヒグマの生態系との関連
第8章 炭鉱開発と戦中戦後の人喰い熊事件―封じ込められたヒグマの復讐
第9章 樺太―パルプ事業の拡大と戦慄の「伊皿山事件」

出版社・メーカーコメント

膨大な資料から歴史に埋もれた北海道の人喰いヒグマ事件の数々を発掘し、なぜヒグマは人を殺すのかという問いを多角的に検証する快著

著者紹介

中山 茂大 (ナカヤマ シゲオ)  
昭和44年、北海道深川市生まれ。ノンフィクション作家。人力社代表。日本文藝家協会会員。上智大学在学中、探検部に所属し世界各地を放浪。出版社勤務を経て独立。東京都奥多摩町にて、築一〇〇年の古民家をリノベして暮らす一方、千葉県大多喜町に、すべてDIYで建てたキャンプ場「しげキャン」をオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)