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世襲 政治・企業・歌舞伎

幻冬舎新書 な−1−14

出版社名 幻冬舎
出版年月 2022年11月
ISBNコード 978-4-344-98675-6
4-344-98675-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 501P 18cm

商品内容

要旨

日本の企業数は約三六七万社、そのうち九九%が中小企業で、規模が小さい「家業」ほど世襲率は高くなる。本来、実力ある者が後継すればいいだけなのに、システムとして不合理で無理筋、途絶や崩壊の可能性が高い「世襲」はなぜ多いのか。破綻を回避する術はあるのか。世襲が目立つ三業界―公職の私物化が進む政界、基幹インフラ産業の自動車・鉄道、藝は一代限りともいいながらほぼ世襲の歌舞伎界―を比較研究。このグローバルな時代にいつまで「家業」を続けられるか。実例でみる栄枯盛衰の世襲史。

目次

第1部 戦後政治世襲史(吉田学校
三角大福の国盗り物語
二世たちの跡取り物語
孫たちの時代)
第2部 世襲企業盛衰史(自動車を家業とする一族
鉄道を私有する家)
第3部 歌舞伎の世襲史(市川宗家にみる世襲の確立
実子による世襲の時代)

出版社・メーカーコメント

日本の企業数は約三六七万社、そのうち九九%が中小企業で、規模が小さい「家業」ほど世襲率は高くなる。本来、実力ある者が後継すればいいだけなのに、システムとして不合理で無理筋、途絶や崩壊の可能性が高い「世襲」はなぜ多いのか。破綻を回避する術はあるのか。世襲が目立つ三業界――公職の私物化が進む政界、基幹インフラ産業の自動車・鉄道、藝は一代限りともいいながらほぼ世襲の歌舞伎界――を比較研究。このグローバルな時代にいつまで「家業」を続けられるか。実例でみる栄枯盛衰の世襲史。

著者紹介

中川 右介 (ナカガワ ユウスケ)  
1960年東京都生まれ。編集者・作家。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、音楽家や文学者の評伝や写真集を編集・出版(2014年まで)。クラシック音楽、歌舞伎、映画、歌謡曲、マンガ、政治、経済の分野で、主に人物の評伝を執筆。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、データと物語を融合させるスタイルで人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)