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文学は予言する

新潮選書

出版社名 新潮社
出版年月 2022年12月
ISBNコード 978-4-10-603893-8
4-10-603893-5
税込価格 1,760円
頁数・縦 290,9P 20cm

商品内容

要旨

小説から見通す世界の「未来」とは。圧倒的な文学案内!トランプ政権誕生で再びブームとなったディストピア小説、ギリシャ神話から18世紀の「少女小説」まで共通する性加害の構造、英語一強主義を揺るがす最新の翻訳論―カズオ・イシグロ、アトウッドから村田沙耶香、多和田葉子まで、危機の時代を映し出す世界文学の最前線を、数々の名作を手がける翻訳家が読み解く。

目次

第1章 ディストピア(抑圧された世界―ディストピア小説のいま
『侍女の物語』の描く危機は三十五年かけて発見された
大きな読みの転換―『侍女の物語』と『密やかな結晶』 ほか)
第2章 ウーマンフッド(舌を抜かれる女たち
男性の名声の陰で
シスターフッドのいま ほか)
第3章 他者(原作者と翻訳者の無視できないパワーバランス
パンデミックの世界に響く詩の言葉
リーダーの雄弁術 ほか)

出版社・メーカーコメント

小説から見通す世界の「未来」とは。圧倒的な文学案内! トランプ政権誕生で再びブームとなったディストピア小説、ギリシャ神話から18世紀の「少女小説」まで共通する性加害の構造、英語一強主義を揺るがす最新の翻訳論――カズオ・イシグロ、アトウッドから村田沙耶香、多和田葉子まで、危機の時代を映し出す世界文学の最前線を、数々の名作を手がける翻訳家が読み解く。

著者紹介

鴻巣 友季子 (コウノス ユキコ)  
1963年東京生まれ。翻訳家、文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)