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バレエ伴奏者の歴史 19世紀パリ・オペラ座と現代、舞台裏で働く人々

出版社名 音楽之友社
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-276-25034-5
4-276-25034-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 210,13P 19cm

商品内容

要旨

音楽とダンスの融合に欠かせぬ舞台裏のプロフェッショナルその知られざる役割と変遷。

目次

1 バレエの歴史と19世紀パリ・オペラ座(オペラ座とバレエの歴史
バレエ教師は伴奏者―19世紀前半までの場合と音楽
認められた副業―19世紀後半のバレエ伴奏者たち
弦楽器かピアノか―“二羽の鳩”の稽古伴奏をめぐって
最後の弦楽器伴奏者、最初のピアノ伴奏者)
2 現代におけるバレエ公演のつくりかたとバレエ伴奏者の仕事(バレエ公演のつくりかた―新国立劇場バレエ団の場合
「バレエ・ピアニスト」の仕事)

出版社・メーカーコメント

美しき音楽に合わせ流麗に舞うバレエ・ダンサーたち――観る者を魅了する華やかな舞台からはその存在すら感じることはできないが、ダンスと音楽という別々の芸術形態を繋ぐ極めて重要な役割を果たしているのが、バレエ伴奏者である。今でこそ“バレエ・ピアニスト”専門クラスを設ける音楽大学も増えその存在が知られるようになってきたが、19世紀以前のバレエ伴奏は“弦楽器”で行われていた事実を知る人は少ない。職業として確立しはじめた19世紀パリ・オペラ座のバレエ伴奏者たちの活動や役割などを明らかにしながら歴史を辿り、“陰の立役者”バレエ伴奏者に光を当てる。世界最高峰のバレエ団パリ・オペラ座エトワールM.エイマンやバレエ・ピアニストM.ディートラン、ウィーン国立歌劇場専属ピアニスト滝澤志野、新国立劇場プリンシパル米沢唯、東京フィル・コンサートマスター近藤薫…等へのインタビューも実施。また、現在の育成事情についても紹介する。

著者紹介

永井 玉藻 (ナガイ タマモ)  
桐朋学園大学卒業、慶應義塾大学大学院を経て、パリ第4大学博士課程修了、博士(音楽学)。専門は西洋音楽史(特に19〜20世紀のフランス音楽)。2009〜11年度独立行政法人日本学生支援機構留学生交流支援制度による長期派遣留学生、2012年度フランス政府給費生、2013〜14年度独立行政法人日本学術振興会特別研究員(DC2)。現在、慶應義塾大学、白百合女子大学、桐朋学園大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)