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ロシアの眼から見た日本 国防の条件を問いなおす

NHK出版新書 699

出版社名 NHK出版
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-14-088699-1
4-14-088699-4
税込価格 1,078円
頁数・縦 267P 18cm

商品内容

要旨

ウクライナ侵攻に見るロシアの行動は、我々日本人には“異様”に映る。だが逆に、「アメリカの核の傘」の下で平和を享受してきた戦後日本は、ロシアの眼からはどう見えているのか?急変する東アジア情勢の中で、地域の安定を生み出すための、国防の論理とリアリズムとは?元駐露外交官が、日本の現在地と課題を日露関係史から解き明かし、政治的英知に基づく中長期的な安全保障のあり方を問う。

目次

はじめに 今こそ「戦争と平和」について考える
第1章 ロシアの眼から見た日本―主権国家と衛星国家
第2章 揺籃の日露関係―対立から同盟へ
第3章 不審に支配された関係―覇権か均衡か
第4章 日本の国防を考える―可能性としての戦争を生き抜くために
おわりに―「現実感覚」による外交

著者紹介

亀山 陽司 (カメヤマ ヨウジ)  
1980年生まれ。2004年、東京大学教養学部基礎科学科科学史・科学哲学コース卒業。2006年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修了。外務省入省後ロシア課に勤務し、ユジノサハリンスク総領事館、在ロシア日本大使館、ロシア課、中・東欧課などで、10年以上にわたりロシア外交に携わる。2020年に退職し、現在は林業のかたわら執筆活動に従事する。日本哲学会、日本現象学会会員。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)