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資本主義の本質について イノベーションと余剰経済

講談社学術文庫 2769

出版社名 講談社
出版年月 2023年5月
ISBNコード 978-4-06-530784-7
4-06-530784-8
税込価格 1,551円
頁数・縦 417P 15cm

商品内容

要旨

冷戦下ハンガリーにあって社会主義経済の非効率性を明晰に論じ、さらに新古典派経済学に痛烈な批判のメスを入れた著者が、世界経済危機後の二〇一四年、満を持して世に問うた「システム・パラダイム」に焦点を当てる圧倒的論考。資本主義と社会主義の境界が再び問い直されんとする今こそ読まれるべき、「異端派」の巨峰コルナイからのメッセージ!

目次

第1部 イノベーションとは何か(資本主義、社会主義、技術進歩
技術進歩の転換と加速
人は歴史的事実をどう受けとめるか)
第2部 不足経済と余剰経済(財とサービスの市場―余剰の再生産メカニズム
財とサービスの市場―概念装置と測定手法
労働市場―余剰再生産のためのメカニズム ほか)
補論(自由、平等、博愛―社会主義体制崩壊以後の変化の考察
一人の東欧知識人の目に映るマルクス)

出版社・メーカーコメント

それでも、究極的に資本主義は受け入れなければならないシステムなのである。

著者紹介

ヤーノシュ,コルナイ (ヤーノシュ,コルナイ)   J´anos,Kornai
1928年生まれ。ハンガリー科学アカデミー会員、ハーヴァード大学およびコルヴィヌス大学名誉教授。2021年逝去。「不足の経済学」などの新たな概念を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)