• 本

経済学の学び方 将来の経済学研究者のために

出版社名 夕日書房
出版年月 2023年10月
ISBNコード 978-4-334-10102-2
4-334-10102-X
税込価格 2,420円
頁数・縦 225P 19cm

商品内容

要旨

正統と異端のせめぎ合いから「革新」が生まれる。ミクロもマクロも豊富になった経済学のカリキュラム。だが、近年は経済(思想)史が軽視されがちである。基礎を固め、歴史と現在を切り結び、未来を透徹する、経済学の泰斗をめざす人のための必携の入門書。

目次

第1章 需要と供給の均衡―アルフレッド・マーシャル(生産費税vs.限界効用説
マーシャルが注目した「時間」
需給均衡理論の限界
マーシャルの多面性)
第2章 「見えざる手」の独り歩き―アダム・スミス(「公平な観察者」と「共感」
経済学の草創期
理想としての「自然的自由の制度」)
第3章 資本主義の「歴史相対性」を学ぶ―ジョン・スチュアート・ミル(『自由論』と『自伝』
過渡期の経済学
比較経済体制論の試み)
第4章 ケンブリッジの「伝統」への反逆―ジョン・メイナード・ケインズ(「古典派」への「異端児」
有効需要の原理
ケインズ体系とは何か)
第5章 大英帝国の経済学支配への挑戦―ヨーゼフ・アロイス・シュンペーター(「静態」と「動態」
ケインズへの対抗心)

出版社・メーカーコメント

経済学を学び始めると、主流派の経済学が正しいと教えられる。だが、経済(思想)史をひもとくと、必ずしもそれは正しくない。いつの時代も「正統」と「異端」のせめぎ合いがあり、その中から新しい学問が立ち上がってくることがわかる。ミクロもマクロも豊富になった経済学のカリキュラムにおいて、基礎を固め、歴史と現在を切り結び、未来を透徹する経済学の泰斗をめざす人のための本格的な入門書。発行夕日書房、発売光文社

著者紹介

根井 雅弘 (ネイ マサヒロ)  
1962(昭和37)年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了(経済学博士)。専攻は現代経済思想史。現在、京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)