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みんなで読む源氏物語

ハヤカワ新書 018

出版社名 早川書房
出版年月 2023年12月
ISBNコード 978-4-15-340018-4
4-15-340018-1
税込価格 1,122円
頁数・縦 278P 18cm

商品内容

要旨

一人ではなかなか読み通せない『源氏物語』も、みんなで読めばこわくない!国文学者や日本語学者、歌人に能楽師、芸人、物理学者、英→日の「戻し訳」や最新の現代語訳を手がけた作家、翻訳家まで、『源氏』に通じ愛する面々が集結。千年間この作品が読み継がれる理由に現代的な観点から迫る。紫式部を作者たらしめた「闇から抜け出す力」/多様なヒロインを「階級」で読む/現代小説・世界文学としての魅力/AIを用いた古典語分析で平安人の心を探る、等々、『源氏』の最前線がここにある!

目次

1 『源氏物語』の門前(『源氏』ってどんな物語?―あらすじと主要人物を一気に知る
紫式部とその時代)
2 『源氏物語』に親しむために(日常づかいの和歌・古典
『源氏物語』のヒロインを階級で読む)
3 時代を超える、言語を超える(現代“小説”としての『源氏物語』―ヘテログロシアの海で
謎と喜びに満ちた“世界文学”―英語を経由して『源氏物語』を読む効能)
4 こんな視点でも読み解ける!(イギリス文学から考える『源氏物語』―ケア、ピクチャレスク、無意識、コモン・ガール
データサイエンスが解き明かす『源氏物語』のことばと表現―本居宣長からChatGPTまで)

出版社・メーカーコメント

源氏はこんなに新しい! 『源氏物語』に通じ愛する面々が多方面から集結、その現代的な魅力を語りつくす。川村裕子、ニシダ、三宅香帆、俵万智×安田登、宮田愛萌、小川公代、近藤泰弘×山本貴光、角田光代、鴻巣友季子、円城塔×毬矢まりえ×森山恵、全卓樹

著者紹介

渡辺 祐真 (ワタナベ スケザネ)  
1992年生まれ。東京都出身。書評家、文筆家。毎日新聞文芸時評担当(2022年4月〜)。TBSラジオ「こねくと」レギュラー(2023年4月〜)。TBS podcast「宮田愛萌と渡辺祐真のぶくぶくラジオ」パーソナリティ。書評系YouTuberとしても活動し、自身のチャンネル「スケザネ図書館」で書評や書店の探訪、ゲストとの対談など多数の動画を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)