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「断熱」が日本を救う 健康、経済、省エネの切り札

集英社新書 1197

出版社名 集英社
出版年月 2024年1月
ISBNコード 978-4-08-721297-6
4-08-721297-1
税込価格 1,210円
頁数・縦 232P 18cm

商品内容

要旨

じつは日本の建築の断熱性能は他の先進諸国と比べて著しく劣っている。夏は暑く、冬は寒い、そうした居住空間における「がまんの省エネ」は、特に高齢者にとってヒートショックなど健康面での深刻な問題にもなっている。しかし、断熱性能を改善することによって、わたしたちの暮らしは激変する。世界的なエネルギー価格高騰の中、本書では断熱性能を向上させる具体策を紹介し、そうした実践が企業や自治体の経済を好転させ、持続可能なまちづくりにつながることも実証していく。停滞する日本社会のブレークスルーを目指す画期的な一冊。

目次

第1章 「がまんの省エネ」が寿命を縮め、お金を減らす(日本の住宅は穴だらけのバケツ
「がまんの省エネ」の国 ほか)
第2章 エコハウスってどんな家?秘密と誤解を大解剖!(エコハウスとは?
衝撃の宿泊体験 ほか)
第3章 エコハウスの選び方と断熱リノベーション(これからの住宅は「断熱等級6」以上
「ZEH」の性能は高くない ほか)
第4章 断熱で社会課題を解決!(賃貸アパートは「暑い」「寒い」「うるさい」
手頃な家賃の超高性能アパート ほか)
第5章 断熱は持続可能なまちづくりのカギ(脱炭素は世界の常識
脱炭素のカギを握る既存住宅 ほか)

著者紹介

高橋 真樹 (タカハシ マサキ)  
1973年、東京生まれ。ノンフィクションライター、放送大学非常勤講師。国際NGO職員を経て独立。国内外をめぐり、環境、エネルギー、まちづくり、持続可能性などをテーマに執筆・講演。取材で出会ったエコハウスに暮らす、日本唯一の「断熱ジャーナリスト」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)