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《中学生日記》のメディア史 自主性を演じるドラマ

出版社名 創元社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-422-21023-0
4-422-21023-8
税込価格 3,850円
頁数・縦 350P 21cm

商品内容

要旨

テレビは中学生のリアリティをどう演出したか?40年にわたり放送されたNHK“中学生日記”は、「普通」の中学生の「日常」を中継し、視聴者の自主性を引き出した日本独特の社会教育番組だった。番組の果たした社会的役割を初めて歴史的に位置づける、気鋭の研究者によるメディア論!巻末に全1501回分の番組リスト付き。

目次

「中学生の日常」の演出
第1部 “中学生日記”が示した「リアル」(「受験戦争」という問題提起―1962〜1983年度
悩みへの多様な解決策―1984〜2002年度
ネットに隠れた「中学生の日常」の可視化―2003〜2011年度)
第2部 社会教育番組が果たした役割(「名古屋」という条件―中学生日記班と地域社会
「家庭」「学校」以外の舞台―放送児童劇団と社会教育
テレビに映った「裏領域」の役割―“中学生日記”のメディア論)
ポスト“中学生日記”の時代へ

著者紹介

王 令薇 (オウ レイビ)  
1995年中国湖北省生まれ。北京大学ジャーナリズム・コミュニケーション学院ジャーナリズム専攻卒業、京都大学大学院教育学研究科教育学環専攻博士課程修了。現在、桃山学院大学非常勤講師、立命館大学授業担当講師。専攻はメディア史、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)