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散歩哲学 よく歩き、よく考える

ハヤカワ新書 021

出版社名 早川書房
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-15-340021-4
4-15-340021-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

「昔から思索家はよく歩く。哲学者然り、詩人然り、小説家然り、作曲家然り…よく歩く者はよく考える。よく考える者は自由だ。自由は知性の権利だ」(プロローグより)。直立二足歩行の開始以来、人類は歩き、地球に広がった。ルソー、カント、荷風らもまた歩き、得られた洞察から作品を生んだ。忙しさにかまける現代人に必要なのは、ほっつき歩きながら考える「散歩哲学」だ。散歩を愛する作家・島田雅彦が新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴った画期的エッセイ!

目次

第1章 人類史は歩行の歴史
第2章 散歩する文学者たち
第3章 孤独な散歩者の役得
第4章 ニッチを探す散歩
第5章 都心を歩く―十条・池袋・高田馬場・阿佐ヶ谷
第6章 郊外を歩く―登戸・町田・西荻窪
第7章 角打ち散歩―新橋・神田
第8章 田舎を歩く―屋久島・秋田

出版社・メーカーコメント

人類史は歩行の歴史であり、カントや荷風ら古今東西の思想家・文学者も散歩を愛した。毎日が退屈なら、自由を謳歌したいなら、インスピレーションを得たいなら、ほっつき歩こう。新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴る徘徊エッセイ

著者紹介

島田 雅彦 (シマダ マサヒコ)  
1961年生まれ。作家。法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、『虚人の星』で毎日出版文化賞、『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。2022年紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)