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陸軍将校たちの戦後史 「陸軍の反省」から「歴史修正主義」への変容

出版社名 新曜社
出版年月 2024年3月
ISBNコード 978-4-7885-1839-1
4-7885-1839-2
税込価格 3,190円
頁数・縦 252P 20cm

商品内容

要旨

戦争体験者の「証言」と「記録」は、いかなる文脈から生み出されるのか。旧陸軍のエリートとして戦争の中枢にあった陸軍将校たち。彼らは戦後、政治活動からは距離を取り、親睦互助を目的とした偕行社を設立した。戦争を指導する立場にあった自身の責任とも向き合い、痛烈な自己批判も行っていた。しかし、ある時期を境に、彼らは「歴史修正主義」に接近し、会も政治団体としての性格を強めていく。その背景には何があったのか。陸軍将校たちの戦後史と、その戦争観の変容に迫る。

目次

序章 陸軍将校の戦後史を紐解く意義
第1章 偕行社の再結成
第2章 会の大規模化と靖国神社国家護持運動
第3章 「歴史修正主義」への接近と戦後派世代の参加
第4章 同窓会から政治団体へ
終章 「陸軍将校の反省」の可能性と限界

著者紹介

角田 燎 (ツノダ リョウ)  
1993年、東京都東久留米市出身。立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。立命館大学立命館アジア・日本研究所専門研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)