定食屋「雑」
出版社名 | 双葉社 |
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出版年月 | 2024年3月 |
ISBNコード |
978-4-575-24727-5
(4-575-24727-8) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 300P 19cm |
NetGalley 会員レビュー
おすすめ度 とにかく温かい気持ちになるラストがいい!親子ほども年齢が離れているみさえと沙也加。初めはこのまま定食屋を続けることができるのかしらというくらい異なるふたりだったのにお互いを受け入れることにより、それぞれ角が取れて丸くなってゆく過程がまた良い。やっぱり人の繋がりって愛おしいものだと思わせてくれるお話。
おすすめ度 ぞうさんと沙也加、年齢も性格も違う2人がお互いを少しずつ受け入れて、助けあっていく。そんな温かい繋がりに心がほっとしました。そして老若男女それぞれが抱えている、悩みや不安。どうしようもないことでも、自分の心一つでなんとかなる!と、少し元気が出ました。誰もが抱えているであろう漠然とした不安を、そっと包み込んでくれるような作品でした。「雑」のような定食屋さんにはあまり行ったことはないのですが、チャレンジしてみたいなとも思いました。ぞうさんの過去や、沙也加の離婚問題、高津さんの同居問題など、胸が締め付けられる場面もありましたが、そんなみんなの人生をまるっとひっくるめて素敵な物語でした!
おすすめ度 何て居心地が良いのだろう、と思った。出てくる人たちは、それぞれの人生でつまずき悩み、泣いたり笑ったりしながら生きている。自分のまわりにもいるような人たちだ。それが、ものすごく愛おしい。ぞうさんのように、わしゃわしゃと作って、さあ食べな、と目の前に出してみたくなる。食べることは本当に大切だ。小さな勇気をもらえる。それ以上に、雑では人とつながれる。いつまでも、このお話の中にいたいと思わされてしまった。 上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ) NetGalleyとは、本を応援するWEBサイトです。 |
商品内容
要旨 |
真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていた。しかしある日突然、夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味つけの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老いた女店主の“ぞうさん”がいた。夫の真意を探るため、沙也加はこの定食屋「雑」でアルバイトをすることになり―。年齢も立場も異なる女たちが明日を切りひらく。読めば勇気がもらえる、心温まる物語。この店は、きっとあなたの居場所になる。 |
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出版社・メーカーコメント
真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、愛想のない接客で一人店を切り盛りする老女ぞうさんがいた。沙也加はひょんなことから、この定食屋「雑」でアルバイトをすることになりーー。個性も年齢も立場も違う女たちが、それぞれの明日を切り開く勇気に胸を打たれる。ベストセラー作家が贈る心温まる定食屋物語。