• 本

名言・失言の近現代史 上

1868−1945

歴史文化ライブラリー 591

出版社名 吉川弘文館
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-642-05991-6
4-642-05991-1
税込価格 1,980円
頁数・縦 248P 19cm
シリーズ名 名言・失言の近現代史

商品内容

要旨

答弁中にキレる大臣、開戦を躊躇う天皇、悪ふざけで内閣をゆさぶった日陰者。近代史を彩る政治家たちの個性ゆたかな「ことば」を繙けば、政治の面白さが見えてくる。名言・失言を軸に見通す、新たな近代通史の試み。

目次

政治とは表現である―プロローグ
帝国議会と戦争(樺山資紀のふるった「蛮勇」
明治天皇の日清戦争
勅語奉答文の爆弾)
政党と政治文化(「密約」の起源
政党リーダーたちの金の作法
名演説の舞台装置)
政党政治の成熟と混迷(床次竹二郎の未練
牛歩戦術の御披露目興行
井上準之助の「意地」
斎藤隆夫の標的)
「ことば」による日本近現代史たり得たか―エピローグ

出版社・メーカーコメント

答弁中にブチギレる海軍大臣、開戦を躊躇(ためら)う天皇、イタズラで議会を解散させてしまった日陰者。近代史を彩る悲喜劇を演じた、個性ゆたかな戦前の政治家たち。彼らの放った「ことば」には、ときに本人たちの意図をも超えた含蓄が宿った。その声に耳を傾け、発言の背景から政治の面白さを読み解く。名言・失言を軸に見通す、新たな近代通史の試み。

著者紹介

村瀬 信一 (ムラセ シンイチ)  
1954年、東京都に生まれる。現在、川村学園女子大学・清泉女子大学非常勤講師、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)