シモーヌ・ヴェイユ
岩波現代文庫 学術 477
出版社名 | 岩波書店 |
---|---|
出版年月 | 2024年4月 |
ISBNコード |
978-4-00-600477-4
(4-00-600477-X) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 357,26P 15cm |
商品内容
要旨 |
シモーヌ・ヴェイユの三四年の生涯は「地表に蔓延する不幸」との闘いであった。権威や甘言を自在に駆使する“巨獣”から思想の純粋さを守るため、いかなる集団への帰属も拒み、工場に、戦地に飛び込み、社会の周縁にとどまることを欲した。本書は、激動の時代を駆けぬけた哲学者の比類なき誠実さと、原動力となった清冽な知性の軌跡をたどる試みである。『重力と恩寵』ほか、主要著作の訳者が膨大なテクストを渉猟し完成させた、ヴェイユ研究の決定版。 |
---|---|
目次 |
序章 家族・師・独立―パリ(一九〇九‐三一年) |
出版社・メーカーコメント
シモーヌ・ヴェイユの34年の生涯は、「地表に蔓延する不幸」との闘いであった。工場でも、戦時下でも、嘘偽りなく、ありのままに世界をみようとした。膨大なテクストを読み込み、比類なき誠実さと、その原動力となった清冽な思考の全貌をみずみずしく描きだす。第一人者によるヴェイユ研究の決定版。