• 本

定年自衛官再就職物語 セカンドキャリアの生きがいと憂うつ

ワニブックス|PLUS|新書 408

出版社名 ワニ・プラス
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-8470-6220-9
4-8470-6220-5
税込価格 1,100円
頁数・縦 303P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

2021年に高年齢者雇用安定法が改正され、各企業による70歳までの就業機会確保の措置が「努力義務」となった。大企業を中心に対応が進んでおり、実質「70歳定年」となる企業が珍しくなくなる可能性もある。だがその一方で、今でも多くが50代で定年を迎える職種がある。「自衛官」である。
本書では、将官以外のほとんどの階級が、2024年2月現在で「55歳前後」で定年となり、民間企業への再就職を余儀なくされる自衛官の「セカンドキャリア」にスポットを当てる。防衛大学校卒のライターである著者が、さまざまな階級で退官した元自衛官を取材し、そのサクセスストーリーのみならず、慣れない業務や職場での苦労や挫折、改めて認識した自衛官の特殊性などを解き明かしている。年間約6,000人(2022年度)の退官者が直面する「厳しい現実」とは?
著者は2007年防衛大学校入校。陸上自衛隊幹部候補生学校を中退し、時事通信社に就職。第一子出産を機に退職し、ITベンチャーの人事を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2024年6月4日]

商品内容

要旨

定年年齢、年金受給開始年齢が年々引き上げられつつあるが、ほとんどの自衛官は50代なかばで定年を迎え、民間でセカンドキャリアの道を歩むこととなる。テレビや新聞で軍事問題などについて語っている「元自衛官」は、年間数千人の定年自衛官のうちほんの数人の超エリートだ。では、大多数の元自衛官たちはどうしているのか。30年近く国防の担い手として働いた彼らの第二の人生は、けっして明るいばかりのものではない。その明暗をつぶさにレポートする。

目次

序章 自衛官の定年事情
第1章 エリート将官たちの定年後
第2章 「防災」の仕事に就いた元自衛官たち
第3章 「元自衛官」に向く仕事とは
第4章 再就職への道に立ちはだかる壁
第5章 自衛隊経験を新天地で生かす
第6章 再就職より起業・フリーランスを選ぶ挑戦者たち

出版社・メーカーコメント

営業で結果を出せず打ちのめされた元海将補地方自治体の防災意識の低さに愕然とした元1佐「自衛隊は街の便利屋じゃない!」と嘆く元1佐航空機部品の価格をはじめて知った元2佐損保会社で事故の示談交渉に奮闘いきなり下っ端の二等航海士からスタートの元2佐まったくつぶしがきかない元戦闘機パイロット夜勤守衛、工事車両誘導、ビルの清掃などに奮闘やりがいを探し続けて繰り返す転職定年とともに燃え尽き、鬱病を発症ほか発売ワニブックス 発行ワニ・プラス著者プロフィル松田小牧(まつだこまき)1987年大阪府生まれ。2007年防衛大学校に入校。人間文化学科で心理学を専攻。 陸上自衛隊幹部候補生学校を中途退校し、2012年、株式会社時事通信社に入社、社会部、神戸総局を経て政治部に配属。2018年、第一子出産を機に退職。その後はITベンチャーの人事部を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う。近著に『防大女子 究極の男性組織に飛び込んだ女性たち』(ワニブックス【PLUS】新書)。

著者紹介

松田 小牧 (マツダ コマキ)  
1987年大阪府生まれ。2007年防衛大学校に入校。人間文化学科で心理学を専攻。陸上自衛隊幹部候補生学校を中途退校し、2012年、株式会社時事通信社に入社、社会部、神戸総局を経て政治部に配属。2018年、第一子出産を機に退職。その後はITベンチャーの人事を経て、現在はフリーランスとして執筆活動などを行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)