• 本

〈生活−文脈〉理解のすすめ 他者と生きる日常生活に向けて

出版社名 北大路書房
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-7628-3254-3
4-7628-3254-5
税込価格 2,970円
頁数・縦 176,6P 19cm

商品内容

要旨

生身の身体を伴った、生活する人間を、同じく、生活する人間が理解するとはどういうことか?フィールドワークの原点へ!地域社会を這いずり回る4人の研究者が共食の体験(乳幼児期の食)、沖縄のヤンキー(青年期の労働)、市町村合併(成人期の政治行動)、孤独・孤立(老年期の社会関係)をとおして考える。

目次

第1章 乳幼児期の食をとおして考える“生活‐文脈”理解―“生活‐文脈”とは何かについて(はじめに:ヒトの発達における環境について「狼に育てられた子」から考える
食をとおしてみる人間の発達
“生活‐文脈”とは何か
まとめにかえて:まぜいま“生活‐文脈”理解が必要となるのか)
第2章 青年期の労働をとおして考える“生活‐文脈”理解―沖縄のヤンキーのフィールドワークから(『ヤンキーと地元』で書いたこと
戦い方から現実に迫る ほか)
第3章 成人期の政治行動をとおして考える“生活‐文脈”理解―市町村合併の事例から(はじめに:市町村合併論議と住民の“生活‐文脈”
住民の生活圏と「村の精神」という文脈:鈴木榮太郎の議論 ほか)
第4章 老年期の孤独・孤立をとおして考える“生活‐文脈”理解―高齢者の「文脈」なき「生活」理解を超えて(はじめに:鎌をめぐる出来事から
高齢者の「孤独」・「孤立」をめぐって ほか)
終章 “生活‐文脈”理解の視点から永山則夫の「転職」を再考する(はじめに:永山則夫と二冊の本
永山則夫の転職 ほか)