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台湾のデモクラシー メディア、選挙、アメリカ

中公新書 2803

出版社名 中央公論新社
出版年月 2024年5月
ISBNコード 978-4-12-102803-7
4-12-102803-1
税込価格 1,188円
頁数・縦 324P 18cm

商品内容

文学賞情報

2024年 第46回 サントリー学芸賞・社会・風俗部門受賞

要旨

権威主義体制が長く続いた台湾。1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には国民党から民進党への政権交代が実現した。今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。中国の圧力に晒されながら、なぜ台湾の民主主義は強靱なのか。また弱点はどこにあるか。白熱する選挙キャンペーン、特異なメディア環境、多様な言語と文化の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を及ぼすアメリカとの関係に注目し、実態を解き明かす。

目次

序章 危機のデモクラシー
第1章 激変した台湾イメージ
第2章 民主化の動力と白熱する選挙
第3章 ジャーナリズムと権力批判
第4章 政治広報と「世論」戦
第5章 言語と文化、多様性の政治学
第6章 在米タイワニーズとアイデンティティ
第7章 デジタル民主主義の光と影
終章 デモクラシーの未来図

出版社・メーカーコメント

一党独裁が長く続いた台湾。1996年に総統の直接選挙が始まり、2000年には民進党への政権交代が実現した。今や「民主主義指数」でアジア首位に立つ。中国の圧力に晒されながらも、台湾の民主主義が強靱な理由は何か。弱点はどこにあるか。白熱する選挙キャンペーン、独特な発展を遂げたメディア、多様な民族と言語の複雑さ、そしてあらゆる点で大きな影響を与えているアメリカとの関係に注目して解き明かす。

著者紹介

渡辺 将人 (ワタナベ マサヒト)  
1975年、東京都生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了。早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)。米下院議員事務所・上院選本部、テレビ東京報道局経済部、政治部記者などを経て、北海道大学大学院准教授。コロンビア大学、ジョージワシントン大学、台湾国立政治大学、ハーバード大学で客員研究員を歴任。2023年より慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。専門はアメリカ政治。受賞歴に大平正芳記念賞、アメリカ学会斎藤眞賞ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)